すっかり秋も深まり、あんなに暑かった毎日はどこに行ったんだろうという感じです。
左手はだいぶ良くなり、ピアノもとりあえず続けています。
昨日のレッスン日に、思い切って自主練していた
プーランクの「愛の小径」も先生に見ていただきました。自主練曲も見てくださる優しい先生です。
そしたら一発でOKでした。
小学生と同じように、OKした曲は楽譜の上に先生に大きな花丸を書いてもらうのです。
(私がお願いしてそうしてもらってます😃)
いくつか直したほうが良いポイントを教えていただき、
「これからも時々弾いてご自分のレパートリーにするといいですよ」と。
私も好きな曲なので、もっとこなれた感じで弾けるように続けて弾いて行きたいなと思います。
さて、ショパンの「子守歌」もそろそろ卒業を控え
(多分。ただ、コロナが落ち着いたら発表会で弾くことになりそうなので、
先生的にもこれは継続して見てくださるようです)
そういうわけで、これと同時並行して弾く
次の課題はどうしようかな、というところです。
同じショパンで「黒鍵のエチュード」「スケルツォ2番」あたりが候補です。
他には、またまた寄り道ですがガーシュウィンの「ソングブック」からどれか弾きたいなあ、という願望もあります。
ドビュッシーの「レントより遅く」「花火」、ラヴェルの「水の戯れ」もいいなあ、どうしよう。
それから自主練というか、
自分の趣味で11月になると弾き始めるのは
リロイ・アンダーソンの「そり滑り」です。
この曲をこの時期聴くと「クリスマスだー!」って感じで、ウキウキします🎄。
リロイ・アンダーソンはアメリカの作曲家。
運動会やコマーシャルなどでみんなおなじみの曲が多いです。
私の習っているバレエ教室の子供の創作作品でもよく使われてます。
「踊る子猫」とか「舞踏会の美女」とか。
「トランペット吹きの休日」「タイプライター」「シンコペーティッド・クロック」なんて
タイトルにピンとこなくても曲を聴けばどなたでも
「ああ、聞いたことある」っておっしゃるのではないでしょうか。
他にもスコットランド民謡の編曲だとか
もっと大人っぽくしっとりした曲なども色々あります。
彼の「アリエッタ」という曲はとてもきれいで映画音楽のような、ロマンティックな曲です。
「アリエッタ」というのは女の人の名前ですね。
同名の曲がグリーグさんにもありますね。こちらもとってもかわいらしくて素敵な曲ですが
グリーグ版「アリエッタ」がノルウェーの片田舎の純粋でかわいい夢見る女の子のイメージだとしたら
アンダーソン版「アリエッタ」はもうちょっとお姉さんで都会的、でも夢見るような感じはあります(あくまで私のイメージですが💓)。
で、「そり滑り」だけでなく上記の曲全てがカバーされている
この方のオリジナルのピアノスコア集を持っているのですが、
さすがご本人のピアノ編曲だけあって
オーケストラの雰囲気を壊さず、どれを弾いても楽しいです。
まだ10月だけど、
とりあえず今から「そり滑り」それと「ベルの歌」を
弾いちゃおうかと思っています。
「ベルの歌」はクリスマスソングじゃないと思うのですが、
教会の鐘がカンカンカーンって鳴っているような楽しいワルツなので
これまたクリスマスになかなか似合うのではと思ったりしてます。
ちなみに、このスコアブックにはそれぞれの曲に対する
アンダーソンさんのコメントが少しずつ掲載されているのですが
「ベルの歌」では、彼は、「鐘の音は(ベルリオーズとか)
教会のシーンや宗教的な場面、壮麗な祝祭的イベント等の
音楽としてしかこれまで使われていなくて
鐘の音色の美しさのみをシンプルに描いた曲はなかったので
僕はワルツにしてみたんだよー」みたいなことをおっしゃっております
(このスコアブックはアメリカ版のため、原文は英文です)。
ほんとに楽しいワルツですよ🎵
まるでディズニーのワンシーンで使われそうな明るい楽しさです。
スコアブックの表紙は彼の似顔絵なのですが(中に掲載されている写真そっくり)
お顔も優しくてユーモアがあって素敵な人、という雰囲気ですね。
Leroy Anderson at the Piano: Complete Works for Early Advanced Piano Solo-- Centennial Edition (Alfred Masterwork Edition: At the Piano) (English Edition) - Anderson, Leroy