最初の頃は青紫色でブックブクに腫れ上がっていた指も
ようやく人間の指の色になりました。やれやれ。
まだ重いものを持ったり引っ張ったりはできませんが
右手で洗い物をする時にお皿をおさえたり、
本を開いた時にページを押さえたり、歯磨きのチューブを持ったり(これくらい軽いものならOK)
なんというか右手の助手みたいなことができるまでには昇格しました💧
ピアノの方もリハビリがてら練習しています。
やっぱり「ハノン」の威力はすごい。
最初は力の入らなかった指も「ハノン」で力がついてきたし、
少しずつ開くようになってきました。
とはいえまだまだ復帰には程遠く、
悲しいかな7度くらいに広げるのが精一杯。
その他バッハの「インベンションとシンフォニア」もリハビリに役立っています。
さすがバッハ先生ー💓
以前から練習していたショパンの「ベルスーズ(子守歌)」は右手メインの曲で
左手はゆっくり目のメロディの繰り返しなのでなんとか弾けますが
その他に練習していた曲はどれも無理。。。
というわけで、左手があんまり活躍しなくて良い(しかもリハビリになる)曲を探していました。
で、本棚の積ん読状態の楽譜の中から引っ張り出してきたのです。
19世紀~20世紀初頭に活躍したデオダ・ド・セヴラックの「休暇の日々から」第1集より
「ロマンティックなワルツ」という曲です。
パリで活躍するも後年は南フランスの片田舎で暮らし、比較的若くして亡くなった作曲家で
ドビュッシーからは「セヴラックの音楽はとても素敵な香りがする」と讃えられ、
当時の多くの芸術家から慕われた温厚な方だったとか。
残された写真からも優しい眼差しが感じられます。
この曲もそんな優しさとちょっと儚い寂しさが漂う素敵な小品です。
この「休暇の日々から」という曲集は、子どもたちの夏休みをイメージして作られたそうなのですが
なんとなく、以前観たフランスの映画「マルセルの夏」を思い出しました。
難易度はそれほど高くないと思うのですが
この優雅で洒脱で優しい雰囲気、それこそ「素敵な香り」を漂わせるためには気が抜けない曲です。
丁寧に、大事に練習したいと思います。
セヴラック ピアノ作品集(1) (ニュー・スタンダード・ピアノ曲集) - 舘野 泉, 久保 春代
ニュースタンダードピアノ曲集 セヴラック ピアノ作品集(2) ニュー・スタンダード・ピアノ曲集 - 舘野 泉, 久保 春代
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